TPGで大規模な投資案件に携わってきた藤原さんが、なぜJ-GIAの設立に参画したのでしょう?
【藤原】要因は色々とありますが、一番の理由は良い投資案件の経験をより多く積みたいと考えたからです。
金融業界に足を踏み入れた当初からPEファンドの発想や手法に魅力と興味を覚え、その世界で成長していきたいと考えていた私にとって、TPGに在籍した7年間は投資ノウハウを学ぶという意味では本当に素晴らしいものでした。一方、投資家として良い投資をするためには、多数の投資機会からより優れたリスク・リターンの案件を厳選することが鉄則ですが、大手外資系PEファンドが投資対象とするような大型案件は日本では数が限られるため、そもそも投資家(PEファンド)側が投資先を選べるような環境でないことが悩みでした。
私自身がPEファンドの投資担当者として成長するためには、投資経験を積むことに加え、優れたリスク・リターンの投資をすることが大切で、より多くの投資機会がある環境を探していました。そのようなタイミングで立野からスモール・ミッドキャップを投資対象としたJ-GIAのユニークな構想を聞き、チームに誘われました。
日本にはスモールキャップやミッドキャップと向き合うファンドが他にもあるわけですが、J-GIAの何が魅力だったのですか?
【藤原】たしかに数えきれない数のPEファンドがありますね(笑)。私も、「キャリアをかけるのであれば、付加価値のある差別化されたPEファンドで働きたい」という気持ちで考えていました。
J-GIAに惹かれた理由は沢山ありますが、最初に興味を持ったのはJT、博報堂という事業会社とアライアンスを組んでいる点でした。「JTと博報堂という各々の事業分野で成功している大企業とタッグを組んで、投資先への事業支援を本気でやろうとしているPEファンド」それがJ-GIAであり、世界中を見てもユニークな座組を備えていました。
唯一無二の会社、しかも設立当初からJ-GIAの成長にも深く関与できるわけですから、最終的にはなんの迷いもなく参画することを決めていました。
では参画した後、藤原さんが実感したJ-GIAの魅力とは何なのでしょうか?
【藤原】投資家にコミットするのは当然のこととして、「投資先にここまで確かな事業支援が出来るPEファンドは他にはないだろう」と素直に思える事業支援が出来ていることと、期待通りに投資先の成長を実感できていることですね。
また、総勢15名程度のチームメンバーとJ-GIAの成長のために一体感をもって働けていることも魅力です。手前味噌ですが、J-GIAは良いメンバーが集まっていると思います。立野はユニゾン、他にもKKRや丸の内キャピタルなど、そうそうたる有力ファンドから人が揃っています。PEファンドを熟知した人材が集っているという事実がJ-GIAのPEファンドとしての強みや可能性を何よりも物語っていると思います。
藤原さんは、当初からJ-GIAの採用面を担当しているとのことですが、どのような人材がここでは活躍するのでしょう?
【藤原】シニアレベルは投資案件のソーシングから、DD、資金調達、モニタリング、エグジットまで、リードできる人材が求められるので、即戦力として経験が重要になります。
ジュニアレベルは、好奇心旺盛で、自ら貪欲に学ぶ姿勢のあるかたに参画してほしいと思います。投資案件に携われる機会が多いからこそ、自ら学ぶ姿勢の有無次第で当人の伸び幅が大きく違ってきます。
加えて私が採用で重視している点が、モチベーションの置き所です。PEファンドの投資は4〜5年間、場合によってはより長く投資先の経営陣と「経営のよろず承り」的な働き方をします。短期の金銭的なリターンではなく、投資先の成長を願い、同時に投資家としての自己の長期的な成長にモチベートされるかたが活躍しますし、やりがいをもって臨めると思います。