CDMO(医薬品受託製造業界)の最近の募集傾向 (2023.01.13)

こんにちは、ヘルスケア担当 喜田です。

CROなど、医薬品開発や販売、製造等がアウトソーシング化の動きが活発になり久しいですが近年CDMO業界の動きが大変活発です。大きな動きとして、製薬企業が自社工場をCDMOに譲渡する動きが多くなっておりまた海外からも日本の優れた製剤技術や品質水準の高さに着目し、製造委託を行うというケースが増えております。

直近でもサノフィの川越事業所がアドラゴスファーマに、三和化学研究所福島事業所が武州製薬に譲渡されました。

大きなビジネスチャンスなのですが、他方CDMOはもともと医薬品の生産サイトが母体ということもあり技術者集団になっていることが多いです。
これは良いことでもある反面、ビジネスマインドに乏しいとも捉えられます。
各社ビジネスチャンスをモノにするため、営業・事業開発人材の採用活動が活発になっております。

各社細かな違いはありますが、おおむね以下のような求人の特長があります。

・BtoBの営業経験者を求めています 
→数千万~億単位の受注を長期間かけて行うため、高額商材やサービスを扱ってきた方が望ましい。
CROやCDMOなど製薬メーカー向け営業経験者はベストだが、大型産業機械の営業経験者も歓迎。
もしくはAPIなど化学原料を扱ってこられた方もターゲットです。

・ビジネスレベルでの英語力
→ビジネス範囲は国内にとどまらないので、英語は必須のケースが多いです。
外資であれば、自社サイトが海外にあるケースも多いのでインターナルコミュニケーション用に、日系企業であれば海外展開を希望している会社が多いので顧客対応に使います。
契約対応を英語力でできるレベルが期待されます。

・給与水準は高め
→会社によって制度は違いますが、比較的インセンティブの水準が高いです。
ベースサラリーも手厚い傾向が多く、所謂営業職の中では高水準のサラリーが期待できます。(当然実績に基づきますが)

・リモートワークが進んでいるケースが多い
→外資中心ですが、在宅で仕事をされている会社もかなり多い印象です。

・理系知識はWant条件
→案件の特性上、化学やバイオ等のバックボーンはあればベターです。
ただし、Mustではなく文系出身でご活躍されている方もいます。

もし、詳細が気になる方は担当までお気軽にお問合せくださいませ。

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写真:喜田 和也

執筆者喜田 和也

マネージング ディレクター

ヘルスケアおよびライフサイエンス業界におけるマネジメント・エグゼクティブクラスの紹介実績を豊富に持ち150名を超える転職支援実績を持つ。15年に及ぶ業界の知見から、開発・生産・品質等の専門職のみならず経営職や新規事業開発やビジネス立ち上げフェーズなどのニッチ領域の提案を強みとしている。

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